「出会い系サイト運営会社から 1 億円の架空売上」ライブドア事件証人・藤田 ケイスケ氏への検察側主尋問
証人の業務
- 平成 15 (2003) 年 6 月に、バリュークリックジャパン(現・ライブドアマーケティング)に入社した
バリュークリックジャパンの業績
- 9 月 9 日の証人から小宮 徳明氏(バリュークリックジャパン元取締役経理部長)への「戦略会議資料」という件名のメールに、バリュークリックジャパンの第 3 四半期通期の業績内容を添付した
- 営業利益 - 2700 万円
- 経常利益 - 2550 万円
- 11 月 12 日に、バリュークリックジャパンは第 3 四半期通期の業績状況を公表した
- 売上 7 億 5900 万円
- 営業利益 7100 万円
- 経常利益 7200 万円
- 当期純利益 5300 万円
- 架空売上を計上する虚偽の記載をしたため、黒字になった
出会い系サイト運営会社キューズ・ネットからの売上
- 9 月中旬か下旬に、「上から、第 3 四半期通期を黒字にするために、出会い系サイト運営会社キューズ・ネットから 1 億 500 万円の売上を付けるように命じられた」と小宮氏に言われ、書類を作成した
- 「上」とは、堀江 貴文被告(ライブドア前社長)・宮内 亮治被告(ライブドア元取締役)・岡本 文人被告(ライブドアマーケティング前社長)だろう、と思った
- 「売上を付ける」という表現だし、9 月中旬か下旬に 7, 8 月まで遡ることになるので、架空売上の指示だ、とも思った
- 当時、バリュークリックジャパンの業績は第 3 四半期単体がやっと黒字になったところだったので、1 億 500 万円の売上は無理だった
- 黒字にするためには二千数百万円の利益が必要だったが、9 月中旬の時点で難しい、と認識していた
- 7 月に、第 2 四半期についても同様の指示を受けていたので、今回も架空売上だ、と思った
- 「どうして、こういうことをするのか?」と聞くと、小宮氏は「自分も嫌だが、上の指示だから仕方ない」と答えた
- 9 月 12 日の岡本被告から小宮氏へのメールには、小宮氏のメールが引用されており、出会い系サイト運営会社キューズ・ネットからの架空売上の名目が以下のように挙げられていたが、実際はいずれも 1500 万円/月で計上した
- ミートミー (meetme.jp) 1500 万円/月
- メール広告 1000 万円/月
- コンサルティング 1000 万円/月
- 小宮氏から金額が変更になったことは聞いたが、理由は聞かなかった
- 9 月下旬から 10 月上旬に、証人は広告出稿依頼書 6 通などを作成した
- 10 月 7 日の証人から小宮氏へのメールには、業務委託契約書が添付されている
- 検収書も 9 月下旬から 10 月上旬に作成されたが、証人の知る限り、検収は行われていない
- 請求書は、財務経理部のオオタ(表記不明)氏が作成した
- 上記の広告出稿依頼書を基に、10 月上旬に作成したのだろう
- 9, 10 月当時、ミートミー・メール広告・コンサルティングの合計 1 億 500 万円の売上は全て架空売上だ、と認識していた
バリュークリックジャパンの社内調査
- 事件発覚後、バリュークリックジャパンで架空売上に関する社内調査が行われ、平成 18 (2006) 年 2 月か 3 月に結果を聞いた
- ログ調査により、ミートミーとメール広告は実績がなかったが、アドネットワークは実績があったことが判明した
- アドネットワークは、ミートミーやメール広告とは別物
- アドネットワークの実績は平成 16 (2004) 年 11 月から平成 18 (2006) 年 1 月までなので、広告費は合計 1300 万円程度になるが、資金移動はなかった
- アドネットワークに広告を掲載した理由は知らない
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