「広告費やコンサル費は 1/10 が妥当」ライブドア事件証人・林 類氏への弁護側反対尋問
当時の認識
- M & A チャレンジャー 1 号投資事業組合や VLMA 1, 2 号投資事業組合は、事件後に知った
- エバトン・エクイティは、事件後に知った
- パシフィック・スマート・インベストメント PSI やパイオニア・トップ・インベストメント PTI は、事件後に知った
- JMAM サルベージ 1 号投資事業組合は、出会い系サイト運営会社キューズ・ネットとの株式交換のときに知った
- 宮内 亮治被告(ライブドア元取締役)と中村 長也被告(ライブドアファイナンス前社長)が、3 ヵ月に 1 度くらい香港に行っていたのは知っていた
- 宮内被告と中村被告が東亜銀行に口座を開いていたことは、事件後に知った
出会い系サイト運営会社キューズ・ネットとの株式交換
- 当初は、ライブドアか特別目的会社 SPC で買収することになっていた
- 理由は知らない
- 当時の担当者は石橋 航太郎氏(ライブドア執行役員)で、証人が引継いだときはライブドアと SPC のどちらにするか迷っていた
- 平成 16 (2004) 年 4 月の公募増資時点では、株式交換になっていた
- 堀江 貴文被告(ライブドア前社長)が現金による買収を主張した記憶はない
- 機密保持に関する覚書を作成したのは石橋氏だが、基本合意書は証人が作成した
- (「基本合意書には、『ライブドアか SPC』とある」との弁護側に対し)証人が担当者だった頃も、話が生きていた
- 基本合意書の素案は、三菱証券が作成したのだろう
- SPC の具体的名称は、決まっていなかった
- SPC は誰の考えか分からない
- SPC について、証人が尋ねたことはない
- ファンドで買収することは、買収直前に決まった
- 証人の考えではなく、宮内被告か中村被告の発案だろう
- 4 月 30 日の中村被告のメールには加重平均シミュレーションがあり、この時点では株式交換を考えている
- 中村被告に指示されて JMAM サルベージ 1 号投資事業組合を知ったが、業務執行組合員などは知らない
- JMAM サルベージ 1 号投資事業組合を組成するとき、M & A チャレンジャー 1 号投資事業組合が出資したことは知らない
- (「2 月 26 日のライブドアファイナンスの定例会議の議事録には、『3 月にクロージング』とある」との弁護側に対し)ライブドアか SPC で 3 月にクロージングしたい、と思っていた
- 6 月までずれたのは、公募増資が決まったから
- 熊谷 史人被告(ライブドア元代表取締役)に、「公募増資前は、なるべく M & A をするな」と言われていた
- (「6 月 3 日のライブドアファイナンスの定例会議の議事録には、『シークエッジの白井 一成氏のファンドで買収』とある」との弁護側に対し)この時期にこの内容はおかしい
- 前週の議事録をコピーペーストしたままになっているのではないか
- 前週の議事録をコピーペーストしたままにして、よく証人は宮内被告に怒られた
- 宮内被告から白井氏のファンドについて聞いていたが、JMAM サルベージ 1 号投資事業組合とは別物だと思う
- 白井氏から借りた 45 億円を JMAM サルベージ 1 号投資事業組合に入れたことは知らない
- 定例会議で、JMAM サルベージ 1 号投資事業組合の説明は出ていないだろう
- どこで買っても結局ライブドア、と認識していた
- (「6 月 11 日のライブドアファイナンスの定例会議の議事録には、『株式交換を止めて、バリュークリックジャパン(現・ライブドアマーケティング)で買収』とある」との弁護側に対し)そういう話もあった
- バリュークリックジャパンに現金はあったが、断られて流れた
出会い系サイト運営会社キューズ・ネットからバリュークリックジャパンへの売上
- 出会い系サイト運営会社キューズ・ネットからバリュークリックジャパンへ 1 億 500 万円の架空売上を計上した
- バリュークリックジャパンとの打合せは、8 月か 9 月か 10 月か分からない
- WEB 制作会社 Hershe ハーシーの担当者が常に出席していたから、証人に送信された議事録を調べれば分かる
- 議事録のことは、取調べでは言っていない
- 9 月に岡本 文人被告(ライブドアマーケティング前社長)に、「1 億 500 万円出すのだから、広告を出して下さい」と言った
- (「岡本被告は、『9 月に広告を出したかもしれない』と証言した」との弁護側に対し)そうかもしれない
- バリュークリックジャパンは、10 月から空枠に広告を出した
- 1 億 500 万円以降は、バリュークリックジャパンに広告費を払っていない
出会い系サイト運営会社キューズ・ネットからメディア事業部への売上
- 出会い系サイト運営会社キューズ・ネットからメディア事業部へ 1 億 3500 万円の架空売上を計上した
- 月 2000 万円から月 4500 万円に変更された理由は知らない
- アミーゴのバナー広告やライブドアのメニューの「結婚」などの項目にリンクしてもらった
- メニューには、現在も掲載されている
- グループ会社だし、架空売上と無関係に買収直後の 6 月か 7 月から掲載されているから、料金は払っていない
- 架空売上発注当時、50 億円の経常利益達成にはあまり関心がなかった
- 関心があったのは、ライブドアのポータル・サイトが Yahoo! に追付き、追越すこと
その他
- 9 月 22 日のゼネラル・コンサルティング・ファームの菅野 健太郎氏から中村被告へのメールで、出会い系サイト運営会社キューズ・ネットの預金残高を確認していることは知らない
- 証人は中村被告に聞かれたことがあり、「8 億円くらい」と答えた
- 9 月 24 日の中村被告から証人へのメールの「出会い系サイト運営会社キューズ・ネットについて重要な相談」が何か記憶にない
- 9 月 24 日は金曜なので、打合せ自体は週明けに行っているだろう
- イーバンク銀行株や証券システム会社インタートレード株の売却について、当時聞いたことがある
- 「バリュークリックジャパンとの打合せは、8 月か 9 月か 10 月か分からない」と前述したが、取調べで見たメールの日付を基準にすると、主尋問で証言した通り
- ライブドアでファンドを担当していたのは宮内被告と中村被告で、証人はよく把握していない
- 定例会議で、JMAM サルベージ 1 号投資事業組合の話も出たかもしれない
- ライブドアのメニューの「結婚」などの項目にリンクしてもらったが、料金はグループ会社だから払っていないし、請求書も来ていない
- 「9 月に広告を出したかもしれない」と前述したが、よく分からない
出会い系サイト運営会社キューズ・ネットからバリュークリックジャパンへの売上
- 広告掲載は、10 月以降に実施された
- 発注稟議書と契約書は対応していない、と思う
- コンサルティングとして、バリュークリックジャパンが打合せを始めた時期は分からない
- 出会い系サイト運営会社キューズ・ネットとハーシーの打合せに、バリュークリックジャパンも出席するようになった
- バリュークリックジャパンには 1 億 500 万円払ったから、別途費用は払っていない
- ハーシーに払う費用をバリュークリックジャパンと分担したことはない
- 出会い系サイト運営会社キューズ・ネットは、他社に広告を出したこともある
- 他社と比較すると、前述の内容の広告費やコンサル費は 1/10 くらいが妥当
- 他のネット企業が売上以上に広告費をかけることもあるが、潰れることも多い
- バナー広告やメニューの表示回数は、報告されていた
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