「堀江被告は消費者金融会社との株式交換を理解」ライブドア事件証人・石橋 航太郎氏への検察側主尋問

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「堀江被告は消費者金融会社との株式交換を理解」ライブドア事件証人・石橋 航太郎氏への検察側主尋問

消費者金融会社ウェッブキャッシング・ドットコムとの株式交換

  • 平成 15 (2003) 年 10 月下旬から、ライブドアファイナンスで消費者金融会社ウェッブキャッシング・ドットコムの買収を担当した
  • 12 月 10 日付の提案書を消費者金融会社ニッシンに対して、作成した
    • 消費者金融会社ウェッブキャッシング・ドットコムの買収の了承を得るため
    • 数日前に、宮内 亮治被告(ライブドア元取締役)の指示で、ライブドアと消費者金融会社ウェッブキャッシング・ドットコムの株式交換スキーム図を以下の略称を用いて作成した
      • E : エッジ(現・ライブドア)
      • EFC : エッジファイナンシャルアンドコンサルティング(現・ライブドアファイナンス)
      • N : 消費者金融会社ニッシン
      • W : 消費者金融会社ウェッブキャッシング・ドットコム
      • I : 投資会社アイ・シー・エフ(現・オーベン)
      • ファンド : M & A チャレンジャー 1 号投資事業組合
    • 消費者金融会社ウェッブキャッシング・ドットコムとの株式交換を以下のように理解していた
      1. ライブドアと消費者金融会社ウェッブキャッシング・ドットコムの株式交換を行い、ライブドアが消費者金融会社ウェッブキャッシング・ドットコム株/投資会社アイ・シー・エフ(消費者金融会社ウェッブキャッシング・ドットコムの旧株主)がライブドア株を取得する
      2. ライブドアが、消費者金融会社ウェッブキャッシング・ドットコム株をライブドアファイナンスに売却する
        1. ライブドアファイナンスが、消費者金融会社ウェッブキャッシング・ドットコム株の 40 % を消費者金融会社ニッシンに売却する
      3. 投資会社アイ・シー・エフが、ライブドア株を 8 億 5000 万円でファンドに売却する
        1. ファンドが、ライブドア株を市場か相対で売却する
        2. ファンドが、売却益をライブドアファイナンスに配当として還流させて、ライブドアの連結利益とする
    • 提案書の株式交換スキーム図に、3-2 のファンドからライブドアファイナンスへの還流が描かれていないのは、消費者金融会社ニッシンに関係ない部分だから
  • 提案直後の定例会議で、消費者金融会社ウェッブキャッシング・ドットコムとの株式交換スキームについて報告した
    • 12 月 11 日の証人から定例会議出席者 ML へのメールは、件名が「本日の定例会議議題」であり、消費者金融会社ウェッブキャッシング・ドットコムも取上げることになっている
    • 定例会議には、堀江 貴文被告(ライブドア前社長)も出席した
    • 「消費者金融会社ニッシンに提案に行って、口頭で合意を得た。その後、消費者金融会社ウェッブキャッシング・ドットコムの宮内 淳智社長(宮内被告とは無関係)からも、合意の電話があった」と報告した
    • 提案書の株式交換スキーム図を見せながら、堀江被告に説明した
      • 宮内被告が、「消費者金融会社ニッシンに説明するための株式交換スキーム図なので、還流の矢印がありませんが、携帯電話販売会社クラサワコミュニケーションズと同じ株式交換スキームです」と言った
      • 堀江被告は、「OK」「GO しなさい」と了承した
    • 証人は携帯電話販売会社クラサワコミュニケーションズの買収担当者ではなかったが、その株式交換スキームの概要は分かっていた
      • 毎週の定例会議で報告されていたし、宮内被告や携帯電話販売会社クラサワコミュニケーションズの買収担当者である塩野 誠氏(ライブドア証券取締役副社長)から話を聞いていたから
      • ファンドとして、M & A チャレンジャー 1 号投資事業組合を用いることも知っていた
    • 以下の理由から、堀江被告は消費者金融会社ウェッブキャッシング・ドットコムとの株式交換スキームを理解していた、と思う
      • 堀江被告と宮内被告の間で、合意があった
      • 堀江被告は疑問があれば必ず聞くのに、このときは何も聞かなかった
  • その後、消費者金融会社ウェッブキャッシング・ドットコムとの株式交換スキームが実行された