「ライブドアは株式交換で成長」ライブドア事件証人・岡本 文人被告への弁護側反対尋問

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「ライブドアは株式交換で成長」ライブドア事件証人・岡本 文人被告への弁護側反対尋問

9 月上旬の定例会議

  • 平成 16 (2004) 年 9 月上旬の定例会議で、コンサルティング・フィーの 1 億 5000 万円について、堀江 貴文被告(ライブドア前社長)は何も言わなかった

7 月 12 日の戦略会議

  • 証人も出席したが、10, 11 日に名古屋に出張していたことは記憶にない
    • (「証人の当日の予定表に、戦略会議が入っていない」との弁護側に対し)出席したことは、間違いない
  • 開始時刻は 9 時頃だと思うが、終了時刻は記憶にない
  • (「7 月 13 日の証人のメールに、『昨日は、ジョナサン・ヘンドリックセン氏(バリュークリックジャパン元社長)と昼食』とある」との弁護側に対し)この日、ヘンドリックセン氏と昼食を摂ったことは記憶にない
  • 当日の午後の業務は記憶にない
  • 小宮 徳明氏(バリュークリックジャパン元取締役経理部長)が詰められたことは、覚えている

9 月 13 日の戦略会議

  • 小宮氏が詰められた
  • バリュークリックジャパン(現・ライブドアマーケティング)の第 3 四半期通期が赤字になっていることは、会議前に小宮氏から報告を受けていた
    • 赤字額も聞いたかもしれないが、覚えていない
    • 「黒字化できる?どこに落着きそうなの?」と聞くと、小宮氏は「難しいですね。赤字です」と答えた
    • 証人は「そうですか」と応じたが、「もう少し頑張って下さい」などとは言わなかった
      • 証人はバリュークリックジャパンの次期社長だったが、イーエックスマーケティング(現・ライブドアマーケティング)の期末売上に集中していた
  • 堀江被告に「岡本さん、お願いします」と言われたとき、利益が二千数百万円足りないので、第 2 四半期同様に粉飾するのだろう、と思った
    • (「一般に、『黒字化しろ』と言われたら、証人はどうするのか?」との弁護側に対し)1 度も粉飾がなければ努力するが、第 2 四半期の件があったから粉飾の指示と理解した
  • 架空売上を付けるアイデアがなかったので、ライブドアファイナンスのフロアかその近くで、宮内 亮治被告(ライブドア元取締役)に「何かない?」と相談した
    • 10 分くらい話した
    • 宮内被告は、「こちらで考えておきます」と答えた
  • 9 月 14 日の宮内被告から証人へのメールに、「10 〜 12 月に 1 億円の利益を出さないと、問題になる」とあった
    • 第 3 四半期で粉飾しておかないと、第 4 四半期に皺寄せが来る
    • 返信ではなく口頭で、「1 億円でお願いします」と伝えた
  • 9 月にできるところまではやろう、と思った
  • 出会い系サイト運営会社キューズ・ネットの広告掲載について、林 類氏(キューズ・ネット代表取締役)らと打合せを行った
    • 林氏が担当になった 8 月下旬か 9 月上旬から、週に 1, 2 回
    • 4, 5 名で 1 時間くらい
    • 場所は、バリュークリックジャパンの小テーブル
    • バリュークリックジャパンは、出会い系サイト運営会社キューズ・ネットからコンサル・フィーを貰った
  • 1 億 500 万円は、3500 万円 * 3 ヵ月
    • 3000 万円 * 3 ヵ月にしなかったのは、「1 億円」という基準があったから
    • (「『1 億 500 万円の件、ライブドアファイナンスとライブドア証券の合併で急いでいる』というメールがある」との弁護側に対し)出会い系サイト運営会社キューズ・ネットは、ライブドアファイナンスとは関係ない
    • 出会い系サイト運営会社キューズ・ネットの広告は何もしなかったのではなく、10 月に掲載した

出版社マネーライフ

  • 小宮氏は、親会社が子会社を利用して利益を作ることに腹を立てていた
    • 以下のように、出版社マネーライフとの株式交換の前に、バリュークリックジャパン株の 100 分割の基準日を設定するから
      • 11 月 30 日が分割基準日
      • 12 月 1 日が株式交換日
      • 1 月 20 日が分割効力発生日
    • 小宮氏は、「株主平等の原則に反する」と言っていた
  • 小宮氏は、出版社マネーライフの株主が VLMA 2 号投資事業組合であることを知っていた
    • 10 月 25 日に、買収決議があったから
    • VLMA 2 号投資事業組合の実体がライブドアであることは知っていても、出資比率は知らない、と思う
  • 小宮氏と 5 階の喫茶で話をした後、宮内被告や中村 長也被告(ライブドアファイナンス前社長)に相談した
    • 違法性の話なのに角家 弘志弁護士に相談しなかったのは、宮内被告や中村被告の席はエレベーターを上がるだけで行けるから
    • 「ライブドアだけに多大な利益があるが、大丈夫か?」と聞くと、中村被告は「4, 5 社のファンドを通しているし、業務執行組合員もライブドアと関係ないから大丈夫だ」と答えた
  • ファンドが 1 月 20 日以前に 99 株を貰うことはできないことは、11 月中旬か下旬に弁護士から聞いた
  • 11 月 30 日を分割基準日とすることについて、堀江被告は報告を受けている、と思う
    • 証人は、報告していない
  • 堀江被告の「ヘッジできている」というメールが、香港から送られたことは覚えていない
    • 株主代表訴訟や世間からの非難を指す、と思った
  • 証人から小宮氏へのメールの「ファンドへの利益供与」とは、株式交換による利益供与のこと
    • (「同メールに、『ライブドアがここまで成長できたのは、株式交換スキームのおかげ』とある。株式交換は平成 15 (2003) 年 9 月に始めたばかりなのに、『ここまで』とはどういうことか?」との弁護側に対し)「ここまでずっと」ではなく、「ここまで右肩上がりに」の意味

投資事業組合

  • 投資事業組合の管理報酬は、よく分からない
  • ライブドアファイナンスの営業会議で、「ライブドアファイナンスの投資有価証券売上高のほとんどが、ライブドア株の売却益」と中村被告から聞いた
  • 主尋問で、「4 月頃、堀江被告が『中村さんのファンド、儲かっているね』と言った」と証言したが、細かい時期は不明
  • ライブドアファイナンスのファンド数は知らない
  • 3 月に、ライブドア株が売却されたことは知らない

監査法人からの指摘

  • 証人は、堀江被告に報告していない