「株式売却益を 4 人で分けた認識ない」ライブドア事件証人・中村 長也被告への弁護側再反対尋問
携帯電話販売会社クラサワコミュニケーションズとの株式交換
- (「再主尋問では、『平成 15 (2003) 年 10 月下旬に野口 英昭氏(エイチ・エス証券副社長/強制捜査後に沖縄で死亡)がホワイトボードに図を描いて、変更後の株式交換スキームを堀江 貴文被告(ライブドア前社長)に説明した』とのことだが、野口氏はなぜ塩野 誠氏(ライブドア証券取締役副社長)が作成した株式交換スキーム図を使わずに、ホワイトボードに図を描いたのか?」との弁護側に対し)野口氏の方が詳しいから、自分で描いたのだろう
「気持ち良いです」メール
- 該当メールが送信者の証人のパソコンだけでなく、受信者の堀江被告のパソコンにも残っていない理由は、自分のパソコンではないので分からない
- このメールの件が、供述調書に載っていないのは知っている
出版社マネーライフ
- ファンドで買収するのが決まったのは平成 16 (2004) 年 5 月だが、詳しい時期は不明
- (「5 月 26 日の宮内 亮治被告(ライブドア元取締役)から塩野氏へのメールに、『出版社マネーライフはクロージングに入る。ライブドアとライブドアファイナンスのどちらにするか?』『ライブドアファイナンスの方が管理しやすい』というやりとりがあり、5 月下旬の時点ではファンドではなく、ライブドアかライブドアファイナンスが買収することになっている」との弁護側に対し)社内でも、ライブドアかライブドアファイナンスになっていたかもしれない
証券システム会社インタートレード株売却
- HSI 3 号投資事業組合に売却した
- 買戻しは平成 15 (2003) 年 12 月か平成 16 (2004) 年初め
- 買戻したのはライブドアファイナンスだと思うが、ファンドかもしれない
- 金額は 7 億円強
M & A チャレンジャー 1 号投資事業組合
- (「野口氏が、資金移動の指示に従わないことはあったか?」との裁判官に対し)貸株売却後の入金が遅れたことはあった
- 2 月に、入金を催促した
- 理由は、香港での事務手続きが遅れたから
- それ以外はない
- (「2 月 20 日の約 8 億 4673 万円の出金と、野口氏とゼネラル・コンサルティング・ファームの菅野 健太郎氏の間のメールに登場する『平成 15 (2003) 年 12 月 31 日までにライブドアファイナンスが受取る分配金』の金額が符合する」との裁判官に対し)ライブドアファイナンスへ送金したのだろう
- 平成 16 (2004) 年 3 月 1 日に、約 1 億円を人材派遣会社トラインの天瀬 須美子氏へ送金した
- 宮内被告・証人・野口氏の打合せで、人材派遣会社トライン買収に当たり、負債整理などのために送金することを決めた
- 野口氏が、送金を行った
- (「2 月 19 日に約 9 億 8000 万円の入金があり、同日同額が香港のゲインウェル証券の VLMA 1 号投資事業組合の口座から出金されている」との裁判官に対し)野口氏と大西 洋氏(バリュー・リンク社長)は、早い段階から M & A チャレンジャー 1 号投資事業組合と VLMA 1 号投資事業組合の間で資金移動していた
- 3 月 24, 25 日に 3, 9 億円ずつ VLMA 2 号投資事業組合から入金され、3 月 25 日にライブドアファイナンスへ送金された 12 億円は、3 月末締切の日本グローバル証券(現・ライブドア証券)の 100 億円の TOB 代金の一部にした
- 5 月 25 日に、5763 万円がエイチ・エスインベストメントへ送金されているのは、何のお金か分からない
- 5 月 28 日に、24 億 3500 万円が JMAM サルベージ 1 号投資事業組合へ送金されているのは、出会い系サイト運営会社キューズ・ネットの買収代金
- 9 月 7 日に 4 億 5000 万円が VLMA 1 号投資事業組合から入金され、10 日にライブドアファイナンスへ送金されているのは、VLMA 1 号投資事業組合の解散に伴う返金
- 2 月か 3 月に解散することになっていたのに入金時期が 9 月なのはよく分からないが、解散手続きが済んだのがこの頃なのだろう
- バリュー・リンクが、送金を行った
VLMA 2 号投資事業組合
- ゲインウェル証券の 7 月 30 日の 10 億円の出金は、出会い系サイト運営会社キューズ・ネットと消費者金融会社ロイヤル信販(現・ライブドアクレジット)の買収代金
- 3 月にライブドア株を売却して得た 29 億円の利益は、第 2, 3 四半期に分けて計上した
- 第 2, 3 四半期に分けて計上することは宮内被告が判断して、証人が経理処理を指示した
- 出版社マネーライフの買収主体は、ライブドア→ライブドアファイナンス→ファンド→VLMA 2 号投資事業組合と変化した
- 担当者は、最後まで塩野氏
- バリュー・リンクは、事務手続きを行った
- 出版社マネーライフの増資は、ライブドアが判断した
- VLMA 2 号投資事業組合から出版社マネーライフへの 3000 万円の送金は、証人が指示したと思う
携帯電話販売会社クラサワコミュニケーションズとの株式交換
- 塩野氏に「ライブドアの平均株価を算定して」と言ったら、塩野氏が単純平均した
- 塩野氏が単純平均した後、10 月下旬の打合せまでに証人が加重平均を求めた
- 宮内被告と相談したかもしれない
- 以前の株式交換では加重平均を用いていたし、単純平均だと出来高が考慮されていないから
出会い系サイト運営会社キューズ・ネットと消費者金融会社ロイヤル信販(現・ライブドアクレジット)からの売上
- 9 月に、出会い系サイト運営会社キューズ・ネットと消費者金融会社ロイヤル信販(現・ライブドアクレジット)から、約 10 億円の売上を計上した
- 8 月下旬から 9 月上旬にかけて、宮内被告が付替えを指示した
- 作業開始は、具体的な話があった 9 月下旬
- (「9 月 9 日のメールに、『メディア事業部が出会い系サイト運営会社キューズ・ネットから 1 億 3500 万円の売上計上』とある」との裁判官に対し)架空売上だと思う
- メディア事業部はいつも業績が良くないので、先行したのだろう
- 宮内被告が、林 類氏(キューズ・ネット代表取締役)に指示したのだろう
証券システム会社インタートレード株売却
- 利益の先取りや買戻しについて、証人は堀江被告に報告していない
人材派遣会社トライン株
- パシフィック・スマート・インベストメント PSI が、3 回合計約 2 億 6589 万円で売却した
- 約 1300 万円は、どうなったか知らない
- 約 2 億 5000 万円は、PSI からパイオニア・トップ・インベストメント PTI へ送金した
- 6 月 29 日に、約 1 億円を香港の東亜銀行の VLMA 1 号投資事業組合の口座に入金した
- 約 1 億円 5000 万円は、野口氏への追加報酬としたり、宮内被告と証人が借りたりした
- 東亜銀行の宮内被告と証人の口座に 2000 万円ずつを送金した
- PLMC の口座を経由して、日本の野口氏の口座に 2000 〜 3000 万円くらいと、宮内被告と証人の口座に 2000 万円ずつを送金した
- 宮内被告と証人は、自己破産しそうだった部下の羽田 寛氏(ライブドア元取締役)に合計 1000 万円を貸した
- 宮内被告も証人も羽田氏も、借りたお金は返していない
- (「返していないのだから、4 人で分けたのではないか?」との裁判長に対し)そういう認識はない
- (「証人は『堀江被告は、野口氏への報酬を知っていたと思う』と証言したが、宮内被告は『自分の裁量で決めた』と証言した」との裁判長に対し)宮内被告が堀江被告に報告したかは知らない
- 宮内被告から口止めされたことはない
- 証人は人材派遣会社トライン株の報酬について、堀江被告に報告していない
- 菅野氏から会計処理として人材派遣会社トライン分をなくす、という話はあったが、隠すつもりはなかった
3 月 24 日の証人のメール
- 宛先は、堀江被告と宮内被告と熊谷 史人被告(ライブドア元代表取締役)の 3 人のみ
- 堀江被告と宮内被告は取締役なので、株式交換スキームを理解していた
- 熊谷被告は貸株の手続きを行い、部分的に株式交換スキームを理解していた
- ライブドアの中間期末だったから報告した
- この頃は、子会社が親会社の株を売却して利益を得ることがまずいとは思っていなかった
- 詳しい野口氏が考案したから、違法とは思わなかった
- この時期に MKS パートナーズ(携帯電話販売会社クラサワコミュニケーションズの旧株主)に違法性を指摘されていたことは、後で知った
出会い系サイト運営会社キューズ・ネットと消費者金融会社ロイヤル信販(現・ライブドアクレジット)からの売上
- 堀江被告は、「9 月 27 日の出会い系サイト運営会社キューズ・ネットと消費者金融会社ロイヤル信販(現・ライブドアクレジット)からの売上は、おかしい」と指摘しなかった
- 堀江被告が「おかしい」と指摘した、という噂も聞かなかった
イーバンク銀行の収益
- 堀江被告は、「イーバンク銀行の収益がある」と指摘しなかった
- 堀江被告が「イーバンク銀行の収益がある」と指摘した、という噂も聞かなかった
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ライブドア事件第 14 回公判傍聴記 >
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