「堀江被告『どう、どう?株価どう?』」ライブドア事件証人・宮内 亮治被告への弁護側反対尋問
香港のファンド
- 野口 英昭氏(エイチ・エス証券副社長/強制捜査後に沖縄で死亡)が香港でファンドを買ったり会社を作ったりするという話は、平成 15 (2003) 年には聞いていない
- 香港で買ったファンドや作った会社には、証人や中村 長也被告(ライブドアファイナンス前社長)の目が行き届かない、とは思わなかった
- 口座開設が 2 週間くらい遅れることは、中村被告が堀江 貴文被告(ライブドア前社長)に伝えた
- 堀江被告は、株価を心配していた
- 堀江被告に、「どこで売るんだ?」「口座って何だ?」と聞かれた記憶はない
- (「ゲインウェル証券の口座開設は 11 月 28 日なので、11 月 14 日頃に伝えたのか?」との弁護側に対し)直接関わっていなかったので、分からない
- 証人は、株をいつから売るのか気にしていなかった
- 11 月 17 日の熊谷 史人被告(ライブドア元代表取締役)から堀江被告へのメールで、堀江被告は「株は、榎本 大輔氏(ライブドア元取締役)から借りるんじゃないの?」と聞いており、ファンドの話の後になるが、榎本氏から借りると思っている理由が分からない
- 12 月に中村被告から「ファンドをもう 1 つ作る」と聞いたが、正確な日付は分からない
- EFC 投資事業組合のこと
- 野口氏に、「キャピタリスタ(現・ライブドアファイナンス)とファンドの間に、もう 1 つファンドがあった方が監査を通りやすい」と言われた
- (「主尋問では、11 月か 12 月の中村被告から堀江被告への報告で VLMA という単語があるが、反対尋問では『平成 16 (2004) 年 2 月の香港出張では知らなかった』と証言した」との弁護側に対し)中村被告が言ったような気がする
- 「貸株が売れた」という報告を最初に受けたのは、平成 15 (2003) 年 12 月だと思う
- 12 月 2 日から売り始めているが、報告の正確な日付は思い出せない
- 1 回でまとめて報告されたのか、何回も報告されたのか思い出せない
- 聞いたとすれば、中村被告から
- (「大西 洋氏(バリュー・リンク社長)がゲインウェル証券に注文していた『計らい売り』という一任勘定を知っているか?」との弁護側に対し)一任勘定は知っているが、「計らい売り」は知らない
- (「主尋問では、12 月に堀江被告が来て、『どう、どう?株価どう?』と中村被告に尋ねた、と物真似していたが、場所はどこか?」との弁護側に対し)ライブドアファイナンス
- (「インターネットもあるのに、堀江被告は『どう、どう?株価どう?』と聞かないと株価が分からないのか?馬じゃあるまいし」との弁護側に対し)「株価どう?」ではなく、「株どう?」だったかもしれない
- 株価を聞くために、わざわざ 4 階から 2 階に降りてきたのではなく、1 日に何度か降りてきていた
- 貸株の売却益は、平成 16 (2004) 年 1 月 19 日の戦略会議の資料にも載っているので、堀江被告も知っていると思う
VLMA 1, 2 号投資事業組合
- 9 月期に、VLMA 2 号投資事業組合から 28 億円の分配金があったが、証人の判断で 14 億 5000 万円で事業報告書を作成した
- 数字を平準化したかったのと、上方修正しなくてはならないから
- 3 月 15 日の新株を売るファンドや証券会社について、中村被告から少し聞いた
- 時期は 3 月 5 日以降と思うが、正確には分からない
- 「堀江被告の貸株用の 1 号を使うと、もっと貸株していると思われるから、2 号を作る」という内容だった
- (「中村被告の考えか?」との弁護側に対し)中村被告は、そういうことを考えない
- 野口氏の考えを中村被告から聞いたのか思い出せない
- 中村被告が、新株の売却スキームを堀江被告に説明したことがあるか思い出せない
バリュークリックジャパン
- 堀江被告も証人も、バリュークリックジャパン(現・ライブドアマーケティング)を完全子会社化したかった
- 証人は、3 月 21 日の TOB から 1 ヵ月くらいして、時価総額が 300 〜 400 億円になることが見えてから、売却するつもりになった
- 堀江被告には雑談の中で話したと思うが、思い出せない
- (「堀江被告は基本的に反対だったのではないか?」との弁護側に対し)時期による
- 6 月 15 日のライブドア取締役会で、「バリュークリックジャパンにイーエックスマーケティング(現・ライブドアマーケティング)を吸収合併する」とした時点の会社としての判断は、売却だと思う
- 5 月の熊谷被告から堀江被告へのメールで、「バリュークリックジャパンを 1000 分割」と言う熊谷被告に対して、堀江被告が「やりすぎ。株式交換で買収」と答えているのは、両睨みではないか
- 堀江被告と、買収か売却かで意見が分かれた記憶はない
出版社マネーライフ
- 話を持ってきたのは、塩野 誠氏(ライブドア証券取締役副社長)
- 証人は駄目な会社だと思ったが、塩野氏に「いいと思うんですよね」と言われた記憶がある
- 証人は、デュー・デリジェンス完了後もしょぼいと感じた
- 中村被告は、どうでもいいと思っていたのではないか
- 4 月 27 日にファンドで買うことになり、「VLMA 2 号投資事業組合で買収する」という報告を 5 月頃にした
- 「VLMA 2 号投資事業組合」の名前は、頭に入っていたと思う
- 連日のメールを確認すると、6 月 1 日まではライブドアファイナンス/2 日からはファンドが買うことになっており、時期が合わないのは、野口氏か大西氏に言われたのではないか
- 証人の中で重要度が低かったから、あまり覚えていない
- 6 月 1 日までの「ライブドアファイナンス」は、ファンドを含むのだろう
- ライブドアファイナンスには他にもファンドがあるのに、VLMA 2 号投資事業組合にしたのは、大西氏に「何かあったら、VLMA 2 号投資事業組合を使ってくれ」と言われていたから
- VLMA 2 号投資事業組合を使うことを決めたのは、証人か中村被告
- (「6 月にはスイスの JMAM サルベージ 1 号投資事業組合ができており、VLMA 2 号投資事業組合を使えば資金を浮かせられる、と思ったのではないか?」との弁護側に対し)一切ない
- (「VLMA 2 号投資事業組合を使うことについて、堀江被告の承認を得たか?」との弁護側に対し)ファンドの話はしている
- 出版社マネーライフの社長は兵頭 雄之氏で、塩野氏は営業サポートとして広告を取っていた
- どんな広告かは知らない
- 証人は塩野氏から、出版社マネーライフの経営状態について報告を受ける立場だったが、あまり把握していなかった
- 出版社マネーライフ売却の話が出たのは、7 月か 8 月
- 「鳴かず飛ばずだったら、塩野氏が責任を取れ」と言ったら、塩野氏が売却先を探し始めた
- 「岡本 文人被告(ライブドアマーケティング前社長)に買ってもらう」とは言っていたが、他にどこを当たったかは覚えていない
- 岡本被告は、「1 億 5000 万円は高すぎる」と言った
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