「堀江被告はバカ殿?」ライブドア事件証人・宮内 亮治被告への弁護側反対尋問
携帯電話販売会社クラサワコミュニケーションズ
- 10 月 16 日の会議の添付資料は、見覚えがない
- 10 月 23 日の塩野 誠氏(ライブドア証券取締役副社長)のメールの「スキーム変更」とは、株式売却の主体をファンドにしている第 2 スキーム図に近いもの
- (「10 月 21 日に、証人・塩野氏・エイチ・エス証券の子会社の日本 M & A マネジメント (JMAM) の角田 幸治代表取締役・小沢 隆取締役・松木氏・吉崎氏で会議を行わなかったか?」との弁護側に対し)覚えていない
- 10 月 21 日に塩野氏がメールで送信した議事録は、見覚えがある
- この時点では、第 1 スキーム図だった
- 10 月 22 日の基本合意書案は、塩野氏が起案したのだと思う
- 第 2 条に「株式交換の評価額は 12 万円と契約前日の株価の高い方」とあるが、その後、証人が「イーバンク銀行との提携発表で株価が上昇した時期を外した 3 ヵ月平均」と指示した
- 「12 万円と契約前日の株価の高い方」だと、MKS パートナーズ(携帯電話販売会社クラサワコミュニケーションズの旧株主)が携帯電話販売会社クラサワコミュニケーションズの株を売るまでリスクがある
- ファンドが携帯電話販売会社クラサワコミュニケーションズの株を 8 億円で購入することによりリスクがなくなり、MKS パートナーズが納得する
- (「10 月下旬に、野口 英昭氏(エイチ・エス証券副社長/強制捜査後に沖縄で死亡)がキャピタリスタ(現・ライブドアファイナンス)を訪れたとき、証人はイーバンク銀行に出向していて不在だったのではないか?」との弁護側に対し)午前はライブドアファイナンスで午後はイーバンク銀行という日もあり、毎日朝から晩までイーバンク銀行にいたのではない
- (「『1 ヵ月でリストラ断行』の決意で 10 月 20 日からイーバンク銀行に出向したのだから、最初は行きっ放しだったのではないか?」との弁護側に対し)そうもいかない
- (「中村 長也被告(ライブドアファイナンス前社長)もイーバンク銀行に出向していることは野口氏も知っているのだから、行くならイーバンク銀行ではないか?」との弁護側に対し)野口氏がライブドアファイナンスに来た理由は知らない
M & A チャレンジャー 1 号投資事業組合
- 分配金は、そのまま計上するか事業費の売上バッファにするつもりだった
- 最初は前者で、途中から後者
- 実際は 12 月と 1 月に分けて予算に計上されているのが、誰の発案か思い出せない
消費者金融会社ウェッブキャッシング・ドットコム
- 株式交換の予定だったが、現金で買収した
- 平成 15 (2003) 年 12 月に、堀江 貴文被告(ライブドア前社長)に「消費者金融会社ウェッブキャッシング・ドットコムは、携帯電話販売会社クラサワコミュニケーションズと同じ株式交換スキームで行く」と報告した
- 堀江被告に 5000 株の貸株が戻る前か後か思い出せない
- 場所も特定できない
- 中村被告に、「堀江被告が下落リスクを気にしているから、株価の状況から利益と損失を計算してくれ」と指示した
- (「携帯電話販売会社クラサワコミュニケーションズ同様、1 月に貸株でリスクヘッジすればいいではないか?」との弁護側に対し)自分でもそう思うが、どうしてそうしなかったのか分からない
- 12 月 8 日のメールの「明日の打合せ」が何か記憶にない
- (「LDF とあるが、まだライブドアファイナンスに社名変更していない」との弁護側に対し)ライブドアのポータル・サイトにあるファイナンスのコーナー使用料ではないか
- 12 月 11 日の定例会議で、消費者金融会社ウェッブキャッシング・ドットコムの株式交換スキームを説明すると、堀江被告は「また儲かっちゃうね」と言った
- 場所はエッジ(現・ライブドア)だと思う
- (「石橋 航太郎氏(ライブドア執行役員)が説明に使った株式交換スキーム図は、携帯電話販売会社クラサワコミュニケーションズの株式交換スキームと全然違う」との弁護側に対し)概略は一緒
- (「株式交換スキーム図では、ファンドから EFC 投資事業組合に矢印がないので EFC 投資事業組合に売却益が戻らず、堀江被告は『また儲かっちゃうね』と言わない」との弁護側に対し)図にあるべき矢印がないのはその通りだが、「携帯電話販売会社クラサワコミュニケーションズと同じ」と口頭で説明したから理解したのだろう
- (「数日前に株価下落を心配していた堀江被告が『また儲かっちゃうね』では、堀江被告には悪いがバカ殿ではないか」との弁護側に対し)当時の株価は下落傾向にあり、記憶は主尋問で答えた通り
- (「主尋問では、『株価も良い』と言っていた」との弁護側に対し)数日で考えれば下落だが、その前からは上がっている
M & A チャレンジャー 1 号投資事業組合
- 名前を知ったのは、年明け頃だと思う
- 3 種類の契約書の表題くらいは見たが、中身は分からない
- ライブドアファイナンスの稟議でも添付されるので見ている
- 起案は全て野口氏だろう
- 成功報酬がどうなっているか確認していない
- (「成功報酬がエイチ・エスインベストメントに入ることは理解していたか?」との弁護側に対し)500 万円くらいと思っていた
- 中村被告は見ているだろうが、塩野氏は見ていないと思う
- チャレンジャーの経理処理は、野口氏の判断でゼネラル・コンサルティング・ファームがやっていた
- 野口氏が頼んだのは経理処理だけで、資金異動が含まれないのは知らなかった
VLMA 1 号投資事業組合
- 名前を知ったのは、平成 16 (2004) 年 1 月か 2 月頃
- 2 月 6 日に香港に行ったときに知っていたか分からない
- 1 〜 4 月に、「分配金がなかなか入らない」と聞いた
- 香港で作るファンドの出資者や金額について、中村被告から聞いていない
- (「野口氏から『ファンドを作る』と聞いたとき、大西 洋氏(バリュー・リンク社長)の名前は出たか?」との弁護側に対し)社名は出たかもしれないが、個人名は分からない
- 中村被告に「香港の証券会社で売る」と聞く前は、どこで売るか考えていなかった
- 中村被告からゲインウェル証券の話が出た時期は思い出せない
- 「野口氏がインサイダー取引を心配している」と中村被告から聞いて、可能性は高い、と思った
- (「主尋問では、『どこの証券会社が売っているか分からなくするためにファンドをもう 1 つ作る、と中村被告が堀江被告に説明した』と述べている」との弁護側に対し)主尋問では説明不足だったが、「どこの証券会社が売っているか分からなくする」と「インサイダー取引を避ける」の両方を堀江被告に説明した
- どこの証券会社が売っているか分かると、ライブドアの株価が下落する可能性がある、と思った
- (「どこの証券会社が売っているか分かっても、堀江被告が売っているのは分からないのだから、影響ないのではないか?」との弁護側に対し)そう思ったが、分かるのかもしれない、と思った
- (「野口氏が、親会社にばれないようにしたのではないか?」との弁護側に対し)そういう説明は受けていないが、そうだとしたら辛い
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