「『通期で黒字』と言われ『粉飾』と解釈」ライブドア事件証人・小宮 徳明氏への弁護側反対尋問

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「『通期で黒字』と言われ『粉飾』と解釈」ライブドア事件証人・小宮 徳明氏への弁護側反対尋問

証人の経歴

  • 1999 年 10 月に、バリュークリックジャパン(現・ライブドアマーケティング)に入社
    • 財務系の責任者
    • 銀行や証券会社の窓口を担当
    • ライブドアに買収された時点の社員は 50 〜 60 名
    • そのうちの営業員は約 20 名

強制捜査前後

  • 平成 18 (2006) 年 1 月 16 日の強制捜査の直後、ライブドア社員の知人との電話で「検察に協力します」と言った
    • (「『これでライブドアも終わりだ』と言わなかったか?」との弁護側に対し)言っていない
  • 平成 17 (2005) 年 12 月 6 日に検察庁から連絡を受け、強制捜査前は週に 2 度くらい、強制捜査後は毎日事情聴取を受けた
    • 供述調書は何枚くらい取ったかよく覚えていないが、50 枚くらい
  • 事情聴取は、平成 18 (2006) 年 2 月 21 日に心筋梗塞で 1 ヵ月入院するまで続いた
  • 退社後も資料を所持しているのは、当時のメールは自宅宛にも送信していたから

バリュークリックジャパンの決算

  • 平成 16 (2004) 年5 月下旬には、通期(1 〜 6 月)で黒字にならないことが分かり、伊地知 晋一氏(ライブドア執行役員)を通して堀江 貴文被告(ライブドア前社長)に連絡していた
    • 直接連絡しなかったのは、堀江被告は買収した会社を無視していたから

堀江被告への報告

  • 供述調書では「8 月に堀江被告に報告した」となっているが、7 月 12 日が正しい
    • 最初「8 月」と答えたが、ジョナサン・ヘンドリックセン氏(バリュークリックジャパン元社長)が 7 月末で退社しているので、供述調書を訂正した
    • (「7 月の中旬か下旬かもしれないではないか?」との弁護側に対し)4 日か 5 日に数字がまとまったから、上旬である
      • バリュークリックジャパンは、アメリカのバリュークリック本社に四半期毎に 5 日以内に決算報告していたから、4 日か 5 日に集計していたはず
  • 堀江被告と証人の席は離れているが、立てば見えるくらいなので、在席を確認して報告に行った
  • 報告した時間帯は、覚えていない
  • (堀江被告の周辺の座席表を書かされ、山下氏の座席を書いたときに「山下氏は着席していたか?」との弁護側に対し)座席は覚えているが、着席していたかまでは覚えていない
    • (座席表を書いた後、「当時、山下氏はまだライブドアに入社していなかったのに、なぜ座席を書いたのか?」との弁護側に対し)座席表は検察に見せられて覚えたもので、証人は山下氏をよく知らず、話したこともない
  • それまで堀江被告と会話を交わしたことがなかったので、報告自体はよく覚えている
  • (「6 月 28 日の戦略会議の出席者の資料には『トントン』と書込みがあり、『通期で黒字と指示された』は証人の思い込みではないのか?」との弁護側に対し)そんなことはない
  • (「宮内 亮治被告(ライブドア元取締役)は 7 月 4 〜 7 日頃は海外出張中(正確な期間は述べず)」との弁護側に対し)日付は覚えていない
  • 戦略会議の出席者は、ライブドアの役員・執行役員・関連会社の役員ら 14, 15 名
  • (「堀江被告の口から『粉飾決算しろ』という言葉は出たか?」との裁判長に対し)「通期で黒字」と言われ、あと 2 週間しかなかったから「粉飾」と解釈した