「堀江被告が黒字化指示」ライブドア事件証人・小宮 徳明氏への検察側主尋問

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「堀江被告が黒字化指示」ライブドア事件証人・小宮 徳明氏への検察側主尋問

証人の経歴

  • 平成 16 (2004) 年 3 月 30 日から 7 月まで、バリュークリックジャパン(現・ライブドアマーケティング)の取締役経理部長
    • 後に社長

バリュークリックジャパンの決算

  • 7 月上旬の時点で、営業利益・経常利益とも 6000 万円の赤字だった
  • 7 月上旬に、ジョナサン・ヘンドリックセン氏(バリュークリックジャパン元社長)と証人は、六本木ヒルズ 38 階の堀江 貴文被告(ライブドア前社長)の席に行った
    • 証人が、「申し訳ありません。営業利益・経常利益とも 6000 万円の赤字です」と報告した
    • 堀江被告は、とても不機嫌そうに「買収した意味がない。うちから利益を付替える」と答えた
      • 架空の利益による粉飾で黒字にしようとしている、と思った
    • 証人が「今から黒字にするんですか?どんな風にするんですか?」と尋ね、ヘンドリックセン氏が「中間期では無理です」と述べると、堀江被告は「うちのメディア事業部で広告に売上を付ける」と答えた
  • ヘンドリックセン氏と証人は話合いの結果、通期(1 〜 6 月)ではなく第 2 四半期(4 〜 6 月)の 1000 万円の赤字だけ黒字にすることにした
    • 通期では 7000 万円の粉飾をする必要があり、したくなかったから
    • 宮内 亮治被告(ライブドア元取締役)に堀江被告の説得を相談し、了解を得た
    • 宮内被告から「堀江被告が了解した」との連絡を受けた
    • 第 2 四半期を黒字にするため、適当な売上の検討を部下に命じた

7 月 12 日の戦略会議

  • 赤字のままの資料を配布し、堀江被告に報告した
    • 堀江被告に「何で、まだ赤字のままなの?」と聞かれ、証人は「今、検討しています」と答えた
    • 堀江被告が「うちのメディア事業部に付けておけ、と言ったじゃないか、伊地知さん」と言うと、メディア事業部の伊地知 晋一氏(ライブドア執行役員)は「うちの利益のこともあるので」と躊躇し、宮内被告が「メディア事業部の分はファイナンスするから」と答えた
    • 堀江被告は、「第 2 四半期を黒字にしておくように。9 月は通期(1 〜 9 月)で黒字にするように」と指示した
  • コンサルティング料・広告料・広告配信管理料の名目で、3000 万円を計上した

9 月 13 日の戦略会議

  • 出席者は、証人の他に堀江被告・宮内被告・岡本 文人被告(ライブドアマーケティング前社長)・熊谷 史人被告(ライブドア元代表取締役)ら
  • 第 3 四半期(7 〜 9 月)の黒字の業績のみを報告した
  • 堀江被告に「通期ではどうなっているの?」と聞かれ、証人は「申し訳ありません。2500 〜 2600 万円の赤字です」と答えた
  • 堀江被告に「ここまで来たら、通期で黒字にしてもらう」と言われ、証人が「難しいです」と答えると、堀江被告は「何で何で?こんなんじゃリリースできないよ」と述べた
    • 水増し決算を指示して、バリュークリックジャパンおよびライブドアの株価下落を防ごうとしている、と思った
  • 証人が黙っていると、堀江被告は「岡本さん、何とかして下さいよ」と言い、岡本被告が「分かりました」と答えた